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Windows PE for Windows 10

起動しなくなったパソコンの修復やデータ救出で重宝するのが Windows PE (Preinstallation Environmentです。

データ救出には Linux の Ubuntu が使えますが、環境に応じて 使い分けできるように準備しておこうというわけです。

最新版は Windows PE for Windows 10 です。

以下の手順で作成できました。

  1. Windows ADKのインストール

    https://developer.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/windows-assessment-deployment-kit からダウンロードします。

2. Windows PE作成環境を準備

copype amd64 C:\WinPE_amd64

3. Windows PEブートイメージをマウント。

Dism/Mount-Image /ImageFile:”C:\WinPE_amd64\media\sources\boot.wim” /index:1 /MountDir:”C:\WinPE_amd64\mount”

4. 必要なパッケージの追加
日本語が使えるように以下の3つを入れます。

・日本語フォントパッケージの追加
・日本語配列キーボードへの対応
・タイムゾーンを日本標準時に変更する

5. 変更をイメージに反映させ、アンマウント

Dism /Unmount-Image /MountDir:”C:\WinPE_amd64\mount” /commit

6. ブートメディアを作成

USBメモリへのWindowsPEブートイメージのコピー ※USBメモリがE:の場合。
MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_amd64 E:

コピーが完了するとWindows PE  USBフラッシュメモリ
が出来上がりました。 サイズは 300MB 弱です。

次のサイトを参考にさせていただきました。
http://sap-web-itss.seesaa.net/article/433263989.html

「パソコンを使わない時はコンセントを抜く」はやめた方が良い

パソコンにはボタン電池が内蔵されています。

これはBIOSの設定値を保持するためのものでノートPCの電源のバッテリーとは別のものです。 目的からCMOSバックアップ電池とも呼ばれます。

デスクトップPCの場合、長時間コンセントを抜いたままで放置するとボタン電池がどんどん消耗し、結果的にBIOSの設定が初期値に戻ってしまうことが起きます。 分かりやすい症状としてはパソコンの日付、時間がとんでもない昔になります。

コンセントをつないでおけば、ボタン電池ではなくコンセントからの電流が使われますから消耗はおそくなります。

ノートPCの場合も同じですが、バッテリーから電源が供給されますからバッテリーがなくなるまでボタン電池は使われません。

いずれにしろ、節電になると思って、コンセントを抜いたり、ノートPCのバッテリーを外しておくようなことは避けた方が良いでしょう。

ボタン電池は正しい使い方をしていれば5~6年は持ちます。

不幸にして電池がなくなった場合は交換が可能ですがノートPCの場合、機種によっては交換の面倒な位置にあったり、専用のボタン電池でなければ交換できなかったりして余計な出費を強いられたりします。

plala メールアドレスで gmail から送受信できるように設定する時の注意点

plala のメールアドレスを gmail から使えるように設定しようとしたらエラーで認証できませんでした。

plala サポートに問い合わせましたが解決できなかったので調べてみました。

結論を言うと plala のメールサーバの設定が古いままだと smtp Auth 対応になっていないので gmail で送受信できない ということです。

plala の Web メール サイトにログインして 新しい設定に変更します。

そのあと gmail で  plala メールアカウントを 追加設定します。

これで 送受信できるようになると共に、plala のメールのセキュリティーも向上します。

Windows 10 にアップグレードしたら遅くなって使い物にならない?!

通常は Windows 10 にアップグレードしても遅くならずむしろ快適に使えるようになる場合がほとんどですが、パソコンの構成によっては使い物にならないぐらいに遅くなる場合があります。

その構成とは Windows 10 64bitメモリー 2GB の組み合わせです。

HPと東芝のPCで いずれも Windows 8.1 64bit Memory 2GB の構成です。
これを Windows 10 64bit にアップグレードし、さらに Windows Version 1607 をインストールしたところ問題が発生しました。

原因は Version 1607 でメモリ管理の方法が変更になったためです。
Microsoftによると以下の変更があったようです。

Windows 10 では、メモリ マネージャーに圧縮ストアという新しいコンセプトが追加されました。圧縮ストアとは、メモリ内の圧縮されたページの集合体です。メモリ マネージャーによってメモリ不足が検出されると、使用されていないページはディスクに書き込まれる代わりに圧縮されます。その結果、プロセスごとのメモリ使用量が削減され、物理メモリ内で一度に維持できるアプリケーションの数が増えるほか、Windows 10 全体の応答速度も改善されます。圧縮ストアはシステム プロセスのワーキング セットに格納されます。システム プロセスがメモリ内の圧縮ストアを保持するため、メモリが他のプロセスで利用可能になった瞬間にワーキング セットのサイズが大きくなります。サイズが大きくなったことは、タスク マネージャーで確認できます。システム プロセスのメモリ使用量が以前のリリースよりも増加しているように見えるのは、これが理由です。 from Microsoft

本来はパフォーマンスを改善するための変更が メモリー 2GB の構成では逆に遅くなるという問題が発生しているわけです。

解決策としては単純に4GB以上にメモリを増設するのが良いでしょう。

ただし、Mobile PC などでメモリを増設できない機種もありますから注意が必要です。

Windows 10 ファイル履歴ができない

Windows 8 からの新機能ですが ”ファイル履歴” というユーザのデータを自動的にバックアップする便利な機能があります。

ところがこれをオン(有効)にしたのにバックアップが保存されない場合がありました。 回避策ですが以下の方法で対処できます。

症状:

1)ファイル履歴で「今すぐ実行」をクリックすると実行が始まるがすぐ終わってしまう。
保存先のフォルダーの Data フォルダーにファイルがほぞんされない。

2)ファイル履歴 > 詳細設定 > ファイル履歴イベントログを開いて最新のイベントまたはエラーを表示すると

構成 C:\Users\[ユーザフォルダー]\AppData\Local\Microsoft\Windows\FileHistory\Configuration\Config でユーザー ライブラリの変更のスキャンと変更されたファイルのバックアップを実行できません

と表示される。

対処方法:

ファイル履歴 >ファイル履歴から除外するフォルダー に 「お気に入り」(Favorites)を含める

これで問題なくファイルの履歴をバックアップできるようになりました。

原因:

「お気に入り」のフォルダー名やファイル名に半角文字が含まれているとエラーバックアップできないようです。

エラーメッセージが明確に表示されないので見逃しがちなエラーです。

対処方法は一時的な回避方法でしかありません。
お気に入りの履歴が保存できないのも困りますし、恒久的な修正を期待したいものです。

 

 

 

 

長時間かかる Windows 7 の Windows Update を劇的に速くする。

Windows 7 に限りませんが、2年3年・・・と永い年月パソコンを使い続けていると動作が不安定になったり、ハードディスクが壊れて交換したりなどで Windows 7のリカバリ(初期化)を与儀なくされる方も多いと思います。

通常、Windows 7 の リカバリ そのものは1,2時間程度で終わりますがその後の Windows Update は 数時間以上、場合によっては 24時間経っても終わらないなど気が遠くなるほど待たされます。

Windows Update を行わないでパソコンを使い続けるとウイルスに感染したり、動作がおかしくなったり、高い代償をはらうことにもなりかねません。

これは Windows 7 SP1後でも更新ファイルが 実に 200~300個 もあり、それらがお互いに依存し合ってインストールが止まってしまうなど弊害が出てきているからです。

この問題を克服するために Microsoft から公開された Windows 7 Rollup Package ですが、それでもまだ止まってしまうことがあります。

以下の順番で 手動で更新ファイルをインストールすることで8時間以上かかっていた Windows Update がわずか 8分程度で終わるようになりました。 終わるといっても最初の 自動 Windows Update でさらに数回の 更新が必要です。

  1.  KB976932 (windows7 SP1)※7無印の場合のみ必要
  2.  KB3020369 (Rollupパッケージの事前必須パッケージ)
  3.  KB3125574 (Rollupパッケージ)
  4.     KB3172605   事後インストールパッケージ
    Windows Update Client の最新のファイル 3161647 を含む

更新ファイルが新たに公開されればまた遅くなるかもしれませんが 2016年9月1日現在は、これで 数台のWindows 7 PCの更新に成功しています。

P_201609

Windows 10にアップグレードしたパソコンの回復ドライブの中身

Windows 10にアップグレードしたパソコンで回復ドライブを作成した場合にはWindows10の回復ドライブが作成されるのでしょうか、それとも前のOS(Windows7や8.1)の回復ドライブでしょうか。

回復ドライブとはこれまで「リカバリーディスク」といってDVDに作成されるものと同じ内容でUSBメモリに作成されるものです。

回復ドライブはDVDドライブを装備していないPCが増えたためWindows8 から導入されました。

さて答えは前のパソコンのOSによって異なります。

前のOSがWindows8.1 の場合はWindows 8.1 の回復ドライブになります。 つまり作成した回復ドライブで復旧すると Windows10 ではなく Windows 8.1になります。

回復ドライブを作成する時に「回復パーティションをPCから回復ドライブにコピーします。

「システムバックアップを回復ドライブにバックアップします。」のチェックを外すとOSのリカバリーイメージはUSBメモリに作成されませんのでリカバリができません。

チェックを入れないで作成した回復ドライブはWindowsが起動しない場合の「システム修復ディスク」として使用されます。

Windows 7 からアップグレードした場合は Windows 7に 戻すことはできません。 Windows 10 にアップグレードした時点にもどります。

また anniversary update など大きなアップデートがあった場合はそのバージョンの Windows 10 が回復パーティションに保存されます。

回復パーティションによる復元では、ユーザがインストールしたプログラムやドライバー、指定しない場合はユーザデータが初期化されなくなります。

これを避けてある時点に完全に戻す場合は「バックアップと復元)Windows7」で「システムイメージの作成」かバックアップの実行で「システムイメージ」を含めておきます。

システムイメージからの復元でバックアップした時点に完全にもどすことができます。

 

Windows 8、8.1、Windows 10のプロダクトキーの場所

Windows  のプロダクトキーは Windows 7 までは、ノートPCでは本体の裏面、デスクトップでは側面や背後にシールが貼ってあり、そこに印刷されていました。

ところが、 Windows 8, 8.1, 10 では 次のようにシールはありますがプロダクトキーは印刷されていません。

Windows 8 シール

以下はDELLのサイトの記述ですが、VAIOでも同じでした。

工場出荷時にインストール済みのWindows 8およびWindows 10コンピュータはWindowsの以前のバージョンとは異なります。以前は、Windowsのプロダクトキーはコンピュータにラベルで貼付されており、コンピュータに再インストールが必要な場合は、そのキーを参照して行っていました。

Windows 8およびWindows 10では、プロダクトキーは工場でコンピュータのマザーボード上に「注入」されており、インストールや起動プロセスはコンピュータのBIOSを参照して、本物であることを確認してからWindowsを起動します。その他にWindowsのプロダクトキーをユーザーが提供したり、必要とすることはありません。

ちなみに Windows 8 のVAIO ノートPCに Windows 10 をクリーンインストールしてみましたが、プロダクトキーを入力しなくても、問題なく認証されました。

マザーボード上に「注入」ということですが BIOS に書いてあるようです。

Windows 10 無償アップグレード後にマザーボードを変更可?

はたしてWindows 7 から Windows 10 に無償アップグレードした後にマザーボードを変更したPCで Windows 10 を使い続けられるか?

これについてはネット上にいろんな書き込みがありますが、この度、マザーボードが故障し別のものに換装した後、Windows 10 のライセンス認証に成功しましたのでお知らせします。

注) PCは自作、Windows 7 は DSP版です。

その方法とは要約すれば、「 Windows 7 に戻して認証を受けてから Windows 10 に再アップグレードする」 です。

以下、自分なりに解釈した理由です。

1) ライセンス認証されたWindows 7 のPCでは Windows10 へのアップグレードができる。この場合ライセンスキーの入力は不要。

これは ご存知の通りです。 ハードを変更しない場合はもちろんこれでOKです。

2)Windows 7 のPCにWindows 10 をクリーンインストールして Windows 7のライセンスキーで認証できる。

この方法は最近できるようになりました。 いちいち Windows 7 に戻さなくても再インストールできますし、互換性のない古いドライバやアプリ、あるいはゴミをきれいにしてインストールする場合にも便利です。

最初は 2) の方法でライセンス認証を試みましたが、見事拒絶されました。 電話認証も不可です。

確かに、 1) と 2) とも、 同じPCであることが前提です。 マザーボードが変わると別PCとみなされます。

今回は マザーボードを最新の高性能のものに変更したので、それに合わせて CPU、メモリーも交換し、おまけにグラフィックボードも新しくしています。

ここで、以下のことを思い出しました。

Windows 7 DSP版 はマザーボードを交換したPCや 異なるPCでも ライセンス認証ができる。

ただし、すんなり認証されるわけではなく、MSへの電話自動応答あるいはオペレータ呼び出しでの認証になります。

というわけで 2) の方法で Windows 10 に認証されなかったPCをWindows 7に戻して認証(電話認証)を受けたのち、1)の方法でめでたくWindows 10 の認証を得ることができました。

ただし、この方法が可能なのも今年の 7月末までと思われます。 日本マイクロソフトは無償アップグレードの期間は絶対に延期しないと公言しています。

ということは、マザボを替えたいと考えている人は今のうちかも・・・・

追記)
今回は古いマザーボードの時に、一度 Windows 10 にアップグレードし、Windows 7 に戻したという経緯があります。
でも本質には関係ないように思います。

SSD がさらに安くなっています。

SSD(Solid State Drive) がさらに安くなっています。

価格com での価格表示です。

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売れ筋一位のSANDISK の SSDプラス SDSSDA-240G-J25C(240GB) の価格推移は以下のようになっています。

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価格の低下の理由は TLC Type のSSDが見直されてきたためです。

SSDには 価格の安い順に TLC、MLC、SLC のタイプがあります。  アクセス速度は逆に速い順に、SLC、MLC、TLC になります。

TLC が遅いといっても HDD(ハードィスク)に比べれば10倍は速いので起動ディスクを 交換することで起動、レスポンス共に見違えるほど速くなります。

また TLC は信頼性が低いといわれていましたが、最近の SSDはそんなことはありません。

長い間、PCを使っていると遅くなってくるのでソフトのチューニングで何とか速くしようと考えますが、おのずと限界があります。 SSD 換装は、ディスクトップ、ノートPC、一体型、どのタイプのPCでも効果絶大です。

起動ドライブを SSDを交換したら今までのHDDはデータ用やバックアップ用に利用し有効活用しましょう。